それなりに そのままに


有名な野球選手がね

『大舞台で緊張されることはありますか?』て聞かれて

『緊張なんてしない 
 自分のチカラを発揮するだけですから
 そして
 緊張するってのは自分のことを高く見積もるからこそ
 そこに自分が届くかどうかに緊張するんでしょ』

て答えてたそうです

たぶんきっとこんな言い回しかなと思います

テレビを見てたらこんなこと言ってたよって
友達が教えてくれました



もうほんとそのとおりですね



たとえば何かうまくいった日があったなら

次の機会にはそのときの自分の成功よりもっともっと、って

どうしても欲しがりになってしまう



その欲しがりがあるからこそ

ステップアップができる、てことも

もちろんいろんな場面に言えることかもしれないけど



ヨガではそれは執着であると言います



いつか出来たこと が そのうち出来なくなってしまう

あの日できてたアーサナが出来なくなってしまう

そんなことはいつでも起こり得ること



周りの人達と比べることを手放したあとでも

いつかの自分と比べはじめる執着の渦



そこで自分を縛ってしまうと

だんだんエゴでいっぱいのガチガチのチカラが出てしまって

そのチカラでカラダを捻じ込むことで

いつかの自分に近づこうとする


みたいなところに

グールグル落ち窪んでしまって

だけど

それはヨガでのシャンティな方向とは

真逆なんじゃないかなと



じーーーっと今日の自分のカラダに耳をすまし

じわーーーーっと感じる部分に意識を向けて

そして終わったあとにはシャンティを味わえるように



まずは自分が過去の栄光にしがみつき

今の自分を傷つけてしまうことのないよう



綺麗に写ったいつかの自分の写真と今の自分を比べて

嘆いてしまうことのないように


それなりに

自分のそのままを

ただただ味わい尽くすことができますように



それなりに

ありのままで



それではまた